写真で綴る登山と旅のあれこれ

六甲山:紅葉谷(有馬温泉~極楽茶屋跡)

ルート概要

六甲山_紅葉谷_ブナ

裏六甲(六甲山北側)の有馬温泉から、有馬川の上流(滝川)の紅葉谷沿いに、稜線の極楽茶屋跡へ登るルートです。

六甲山の南側は急峻な斜面が多く高木が少ないのに比べ、北側は傾斜の緩やかな森が広がり、特に紅葉谷には広葉樹が多く、標高800m付近には六甲山系では貴重なブナの巨樹が群生しているのもこのルートの魅力。秋には素晴らしい紅葉(黄葉)が楽しめます。

また紅葉谷は北斜面のため、冬は気候がやや厳しく登山道が氷結することもあり氷瀑で知られる七曲滝などではアイゼンが必要になることもあります。夏は酷暑で知られる六甲山も裏六甲では森林浴、沢歩きなどの爽やかな登山が楽しめます。

※2014年8月に発生した台風11号の大雨により登山道が複数個所で崩落し全面通行止めになっていましたが、現在は一部区間を除いて復旧しています。(神戸市HP

見どころ

登山情報

距離

  • 5.4km

標高

  • 有馬温泉駅 360m
  • 極楽茶屋跡 866m

コースタイム

 上り・・・2時間20分
 下り・・・1時間45分
<有馬温泉駅>
30分→
←20分
<魚屋道登山口>
30分→
←20分
<炭屋道分岐(魚屋道)>
10分→
←15分
<炭屋道分岐(紅葉谷)>
20分→
←15分
<白石谷出合>
20分→
←15分
<百間滝分岐>
30分→
←20分
<極楽茶屋跡>

有馬温泉

有馬温泉駅(神戸電鉄)

登山道にはトイレがないのでここで済ませておきます。駅前にコンビニあり。

太閤(豊臣秀吉)像

有馬温泉_太閤(豊臣秀吉)像
 有馬温泉は秀吉ゆかりの温泉。度々来訪し、戦国時代の戦火、火災、震災により荒廃していた有馬の復興も支援したことで恩人として奉られています。

温泉街の中を通ります。

有馬温泉

高速バスターミナル。大阪梅田から約60分。

有馬温泉_バス乗り場

有馬本街道

有馬筆、竹細工などの老舗が並ぶ。昔の面影。

有馬温泉_老舗

有馬名物

炭酸せんべいの店舗が並ぶ。工場見学できるお店もあります。

有馬温泉_炭酸せんべい_フレーク

有馬温泉_炭酸せんべい
 小麦粉と砂糖に、有馬温泉で湧出した炭酸泉を混ぜてカリカリに焼き上げた素朴なお菓子。昔から変わらない味。チェコのカルルス温泉で作られていた焼き菓子が元になったとも。

有馬温泉_炭酸せんべい
 割れ煎を直販している工場も。タップリ入って150円前後。山の行動食としても重宝します。

金の湯

有馬温泉_金の湯
 市営の浴場(650円)。湯の色が赤褐色の金泉(鉄鉱泉)。源泉本来の色は無色透明ですが鉄が酸化して赤サビ色になるそう。

銀の湯

有馬温泉_銀の湯
 市営の浴場(550円)。湯の色は無色透明な炭酸、ラジウム泉。

明治時代の東西温泉番付

rokko180618nx_01.jpg
 日本三古湯にも数えられる有馬は西の大関。でも火山でもない六甲で温泉が湧くのはちょっと不思議。かつてこの地域で地震が群発したことで住民が六甲山が噴火するのではないかとパニックを起こし国が本格的に調査を行った六甲火山説などもあったそうです。

炭酸泉源公園

有馬には硫黄の臭いがありません。

有馬温泉_炭酸泉源公園

 昔はこの炭酸水に砂糖を入れて天然のサイダーとして飲まれていため、有馬はサイダーの日本発祥の地とも言われています。蛇口をひねれば好きなだけ飲むことができますが鉄分が多めのお味。。登山の飲料水には不向きです。

有馬温泉_炭酸泉源公園
有馬温泉_炭酸泉源公園

有馬温泉の北の外れへ。

六甲山_有馬温泉

クネクネの道を上がる。冬に積雪すると立って歩くのが怖いくらいの急坂。

六甲山_有馬温泉
六甲山_有馬温泉

車道に出るのでかんぽの宿の前を通ってロープウェイ方面へ。途中に魚屋路の登山口があります。

六甲山_有馬温泉

鳥地獄・虫地獄

六甲山_有馬温泉
 愛宕山と射場山に挟まれたこの谷には炭酸泉源が多く、吹き溜まったガスで小動物が命を落とすこともあったことから。昔は原因が分からず地獄谷とも呼ばれ恐れられていた場所。

rokko180618nx_09.jpg
 こぶし道の名称もありますがあまり馴染がありません・・

有馬ロープウェイ

六甲山_有馬ロープウェイ

ロープウェイ駐車場

六甲山_有馬ロープウェイ_駐車場
六甲山_有馬ロープウェイ_駐車場

ロープウェイ乗り場~炭屋道下(通行止め区間)

六甲山_紅葉谷_通行止め
 ロープウェイ駅の横から先は通行止め(2018年6月現在)。復旧時期は未定。⇒魚屋道(迂回路)へ

2008年2月

六甲山_紅葉谷_通行止め
 ロープウェイ駅の横から未舗装の林道を有馬川上流(滝川)に沿って歩く。ほぼ平坦な道。以前から落石が多かった。

2014年9月(台風による崩壊直後)

六甲山_紅葉谷_通行止め
六甲山_紅葉谷_通行止め
六甲山_紅葉谷_通行止め
六甲山_紅葉谷_通行止め
六甲山_紅葉谷_通行止め
六甲山_紅葉谷_通行止め

魚屋道(迂回路)

魚屋(ととや)道登山口

六甲山_有馬_魚屋道_登山口

序盤は緩やかなS字の登り。

六甲山_魚屋道_登山道

有馬稲荷からのルートと合流

ここで有馬稲荷へ行くと有馬にUターンしてしまうので要注意。

六甲山_魚屋道_登山道
六甲山_魚屋道_登山道

六甲山_魚屋道_登山道
六甲山_魚屋道_登山道
六甲山_魚屋道_登山道

炭屋道の上に着く

六甲山_魚屋道_登山道

炭屋道(迂回路)

炭屋道上の分岐

魚屋道の途中から炭屋道で紅葉谷へ下る

六甲山_魚屋道_登山道_炭屋道分岐

短い区間ですが急坂。

六甲山_炭屋道_登山道

薪炭林

 かつては炭焼きの森だったそう。水分を含んだ樹木は重いので山の中で焼いて軽い炭にしてから町へ運びました。クヌギやコナラなど落葉樹が多いため登山道が明るく感じられます。

六甲山_炭屋道_登山道
六甲山_炭屋道_登山道

登山道が藪になると紅葉谷の沢の音が近くに聞こえる。

六甲山_炭屋道_登山道

シチダンカ(幻のアジサイ)

六甲山_炭屋道_シチダンカ

シチダンカの群生地

炭屋道の下部と紅葉谷との合流地点の辺りに群生地があります。花期は6月中頃。

六甲山_炭屋道_シチダンカ
六甲山_炭屋道_シチダンカ

六甲山_七段花

 江戸時代に来日したシーボルトが植物誌に紹介して以来、誰も発見できず絶滅したと思われていましたが、1959年に六甲山で再発見されました。ヤマアジサイが八重化した種。

炭屋道分岐~白石谷出合

炭屋道下の分岐

六甲山_炭屋道_分岐

紅葉谷ルート(有馬ロープウェイからの通行止め区間)と合流

六甲山_紅葉谷

カジカカエルの鳴く沢

小さな渡渉があります。運が良ければカジカカエルの鳴き声が聞こえます。

六甲山_紅葉谷
六甲山_紅葉谷

六甲山_ヒメボタル

 ヒメボタルも自生しています。通行止めの影響で夜に来るのは難しくなりました。

しばらくコンクリートで舗装された林道歩き。

六甲山_紅葉谷

標識があるので沢を渡れば、紅葉谷の登山口です。

六甲山_紅葉谷_登山口
六甲山_紅葉谷_登山口

登山口の門番はシラカシの巨樹。

六甲山_紅葉谷_登山口_シラカシ
六甲山_紅葉谷_登山口

ここから本格的な登りになる。

六甲山_紅葉谷ルート_登山道

一つ目の砂防ダムを越える。

六甲山_紅葉谷ルート_登山道
六甲山_紅葉谷ルート_登山道

白石沢へ。

六甲山_紅葉谷ルート_白石沢
六甲山_紅葉谷ルート_

湯槽谷峠からの下降点

ピンクのリードが一本あります。道が大きく蛇行した辺り。

六甲山_紅葉谷ルート_湯槽谷分岐
六甲山_紅葉谷ルート_湯槽谷分岐

白石谷出合に着く。

六甲山_紅葉谷ルート_白石谷出合

白石谷出合~百間滝分岐

六甲山_紅葉谷ルート

白石谷ルート分岐。経験者向け(危険な岩場あり)。

六甲山_紅葉谷ルート
六甲山_紅葉谷ルート

紅葉谷ルートは尾根沿って緩やかに登る。

六甲山_紅葉谷ルート

崩落個所の迂回路

崩落地点の下側の通行止め柵。七曲滝の手前で大崩落しています。

六甲山_紅葉谷ルート_崩落個所

新しく造られた痩せ尾根の道で崩落地点を高巻する。

六甲山_紅葉谷ルート_崩落個所

上側の通行止め柵へ。七曲滝へは柵を越えて15分ほど下る。

六甲山_紅葉谷ルート_通行止め

七曲滝

六甲山_七曲滝

百間滝分岐~極楽茶屋跡

六甲山_紅葉谷ルート

百間滝

六甲山_百間滝

緩やかな登り。

六甲山_紅葉谷ルート
六甲山_紅葉谷_登山道

七曲滝の上流の沢と合流。

六甲山_紅葉谷

カエルの鳴き声が聞こえる広い沢の道。水場になっているのか動物をみかけることも多いです。

六甲山_紅葉谷
六甲山_紅葉谷

入り組んだ地形に沿って進む。

六甲山_紅葉谷
六甲山_紅葉谷
六甲山_紅葉谷

紅葉谷上部のブナの森へ

六甲山_紅葉谷_ブナ

ブナの森

六甲山_紅葉谷_ブナ

 六甲山に自生するブナは約100本。その大半が紅葉谷集中しています。なかには樹齢100年を越す大樹も。

六甲山_紅葉谷_ブナ

 この辺りは平均気温が麓より5~6℃低く雨が多いことから、東北地方の山にも近い植生になっています。


六甲山_紅葉谷_ブナ
六甲山_紅葉谷_ブナ

ブナだけでなくカエデも多く紅葉の核心部。

六甲山_紅葉谷_カエデ

最後にスギが現れたら稜線に到着。

紅葉谷
六甲山_紅葉谷

極楽茶屋跡

稜線の縦走路に出ます。

極楽茶屋
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  1. 2018/06/24(日) 23:21:49|
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タイヘー

Author:タイヘー
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近所の六甲山から全国の名山まで
マイペースでも一歩づつ山頂へ
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