写真で綴る登山と旅のあれこれ

向山連山(ヒカゲツツジ咲く山)

登った日

2018年4月12日

天気

晴れ
気温 18℃( 9:30 @水分れ公園)
気温 26℃( 15:00 @水分れ公園)

標高

  • 向山 569m
  • 五の山 591m

コースタイム

水分れ公園P(9:30) → 観音堂登山口(9:40)→二ノ山(10:10)→岩座展望所(10:40)→三ノ山(10:50)→四ノ山(11:10)→深山北峰(12:00)→向山三角点(12:20)→五ノ山(12:40)→蛙子峰(12:50)→譲葉山分岐(13:00)→清水山(13:30)→剣爾山(14:00)→鳳翔寺(14:30)→水分れ公園P(14:45)

登山口までのアクセス

国道176号で水分れ公園へ 一般道(2車線)
石生駅から徒歩10分

駐車場

水分れ公園(無料・トイレ・自販機)

持ち物+α

周辺情報


Don't Think , FEEEL!

丹波市石生
再び水分れ公園へ

水分れ公園

今年の桜は早かったため
もうすっかり見頃を過ぎた園内

名残り桜を探して散策していると・・

水分れ公園_桜

バックパッカーなのか
園内のテーブル席で自炊する
2人の男性の姿があった

一人はモヒカンにカミソリで
ソリコミの手入れ中。。

あまり関わらない方がよさそうなので
静かに通り過ぎようと思ったら

おはようございまーす!
腰が砕けるほど素敵な挨拶だった

水分れ公園_桜

"日本一低い中央分水界"
"水分れ資料館"
"兵庫ふるさと桜づつみ回廊"

最近なにかと訪れる機会が
増えたこの場所ですが

まだやり残したことがあった

"幻の白いツツジ"

向山_ヒカゲツツジ

日本一低い分水界の水源を
取り囲むようにそびえる向山連山

その花はその山奥深くに咲くという

"それはもう白いトンネルのようだ"

分水界(嶺)を専門に歩く達人に
そんな話を聞いたのは数年前

桜の後、大型連休の前

開花時期が短いので
それから何度となく見逃して。。

とうとうやってきた!

水分れ公園_桜祭り

・・・

"山に行きなんの?"

ホッカムリをしたおばあちゃんが
畑仕事の手を止めて道を教えてくれた

向山_登山口

"赤土の急斜面が険しいから気を付けて"
"そこの電柱から行けば近いですよ"

家の軒先を歩かせてもらいました

本当の孫に話しかけるような優しい物腰に
故郷の思い出を凝縮したような懐かしさ

今日一日ずっと心が温まりました
ありがとう

向山_登山口

岡の森観音堂
ヤマザクラが少し咲いていた

向山_登山口

9:45
観音登山口からスタート

向山_登山口

ここから⊂字に縦走して
向う正面の山を下ります

向山_登山道

ギーコ・・・ギーコ・・・
シカ除け柵が開閉する音を数えてみる

向山_登山道

自分の周りにも数組
先にも何組か歩いているようだ

向山_登山道

尾根に上がるまでがやや急ですが
穏やかな木漏れ日の道

向山_登山道

みんな目当てのツツジに急いでいるのか
数組をやり過ごしたら人の気配がなくなった

向山_登山ルート

ニノ山
日当たりのいい山頂

クマバチの縄張りなのか
直線的に巡回しながら

目の前まで飛んできて
偵察の間しばらく目が合った

ジッとしていれば
滅多なことでは刺されません
(オスには針もない)

向山_登山ルート

滝山古墳
古墳時代の石棺の中から
遺骨と鉄器が見つかったそう

向山_古墳

そしていよいよ花回廊へ

向山_登山道

コバノミツバツツジ
春の山で最もよく目にするツツジです

向山_コバノミツバツツジ

目当ての白いツツジの前に
練習しておこう・・・

向山_コバノミツバツツジ

実は私は花の写真が苦手です。。

他のレポを見てもらうと分かるように
これまで花の写真は殆どありません

向山_コバノミツバツツジ

花を目的に山に登るなんて
今回が初めてかも

向山_コバノミツバツツジ

花の写真が苦手な理由

それは山の写真と花の写真では
私には"引き算"の難しさが違うから

向山_コバノミツバツツジ

"写真は引き算です"

私が初めて手にしたカメラで
近所の里山に撮影に出かけたとき

偶然に出会った写真家を名乗る
お兄さんに教えてもらった

向山_コバノミツバツツジ

キレイな光景を目の前にした瞬間

ワーきれい!バシャ!!

と撮った写真はビジーになりがちで
後から見返したら何か違う・・・

これを"浮かれ写真"というそうな

向山_コバノミツバツツジ

ワーいいな!と思えたなら
もういい写真は君のなかにあるのです

一寸考えてみる
心がこの風景のどこに反応したのか

あとは余計なものを引き算して
それを切り出すだけですよ

・・・

理屈ではそういうことなんでしょうが。。

向山_コバノミツバツツジ

これがなかなか。。
私には花の景色はサっと引き算ができません

向山_コバノミツバツツジ

主役を明確にしたら漫画の構図のように
吹き出しのスペースを作ることもコツだそうですが

さて、どんなセリフ(物語)を入れたものやら・・

向山_コバノミツバツツジ

これが山の写真になると少し事情が違って

山肌、岩の形、光の具合、コケの色

この辺なんかいいなーと思える場所は
歩きながらでも次々に見つかるので

向山_登山道

片手にぶら下げたカメラで
リアルタイムに切り取っていくだけ

引き算を意識することなく

向山_登山道

立ち止まって構図を考えることもなく
まして三脚も使わないので

登山のリズムが乱れることもありません

向山_兵庫氷上_登山道

歩きながら、ときにノーファインダーなので
私の写真がブレブレなのはそのためです。。

向山_兵庫氷上_登山道

ただ
私がいいなーと感じるだけで
他の人も同じとは限らないわけですが

先日、六甲に一緒に登った友人は
やたら地面ばかり撮る
"登山道フェチ"だと初めて知った

"この道の曲がり具合がいい感じだなー"
"登山道と樹々のレイアウトがたまらない"
・・・と

私も登山道の写真はよく撮りますが

やっぱり引き算が得意な分野は
人それぞれだと改めて知らされた

向山_兵庫氷上_登山道

・・・

岩座展望
休憩ベンチもあります

向山_兵庫_登山道

テラスのような岩場に立てば・・この眺め!

向山_登山道

見渡せばこれから歩く稜線
向山は連山の総称です

向山連山_登山道

霾る(つちふる)

気象用語だそうですが
"土降る"で黄砂の予報だとか

快晴でしたが空は霞んでいた

この日は気温25℃を超える夏日に

衣服調節して再び登山の続きへ

向山連山_登山道

三ノ山へ
こうして番号で呼ばれる山が五番まで続く
そして総称が向山って。。安直すぎない?

向山連山_登山道

亜炭?

向山連山_登山道

ここだけカキ殻のような
黒い岩がむき出しになっていた

向山連山_登山道

調べてみたら
石炭のなかで"最も炭化度が低いもの"だそう

これでも一応は化石燃料ですよ

向山_登山道

所々にアセビも咲いていた
そろそろ主役が登場してもいいんじゃない?

向山_登山道_アセビ

前方の風景をファインダー越しに眺めたとき
初めて気が付いた

向山_登山道

すでに視界いっぱいに咲いていた。。

向山_ヒカゲツツジ

ヒカゲツツジ

向山_ヒカゲツツジ

白いツツジ
想像していた白とは少し違っていた

向山_ヒカゲツツジ

雪のような白から

向山_ヒカゲツツジ

甘いクリームのような白

向山_ヒカゲツツジ

キュウリやウリのような
野菜的な白

向山_ヒカゲツツジ

コバノミツバツツジと並べて
葉を比較すると分かりますが

向山_ヒカゲツツジ_コバノミツバツツジ

実はヒカゲツツジは
シャクナゲに近い種なのだそう

向山_ヒカゲツツジ

松の台展望所

向山_松の台展望所

この近辺が最も群生していましたが

向山_ヒカゲツツジ

この先の稜線は五ノ山まで
ずっと続くツツジ回廊だった

向山_ヒカゲツツジ

丸っこい山肌を登り切れば

向山_登山

深坂北峰

向山_登山

標高が上がるほど
花が瑞々しくなってきた

向山_登山

稜線のミツバツツジはまだ咲き始めも
例年はヒカゲツツジより早いそう

向山_コバノミツバツツジ

開花直後が最も色が濃いそうですが

向山_コバノミツバツツジ

少し色が抜けた桜色も素敵

向山_コバノミツバツツジ

写真を撮りながらだからか
殆ど疲れを感じなかった

向山_コバノミツバツツジ

登山だということを忘れるくらい。。

向山_コバノミツバツツジ

・・・

向山 569m
標高はこの先の五ノ山591mが上ですが

向山_山頂

三角点があるので
ここが山頂ということになるらしい

向山_山頂_三角点

ちなみに春日ICの真上です
なるほどこの山だったんだ

向山_山頂_眺め

正面に黒井城址も望めますが
狭い山頂はすでに満員。。

向山_山頂_眺め_黒井城

それも男ばっかり、、

花の写真が苦手な理由
それは先入観にもあるのかも

向山_山頂

漢は黙って硬派な登山?

向山_山頂

山が趣味だと人に話すと
山男=大酒飲みの屈強な男

いまだに偏見の目で見られることも

向山_山頂

現役時代は大企業で踏ん反り返っていそうな
挨拶も不愛想なオッチャンが

満開の花には顔をほころばせて
写真を撮る光景は山ならではだろう

向山_山頂

そんな私も

花鳥風月の一字もない
日常生活に埋もれていながら

無造作に書類が積まれた
机の上に花を飾る趣味もないのに

向山_登山道

どうして山に登ってまで
花をみて喜んでいるのか

向山_登山道

"山ではインスタントラーメンが御馳走になる"

それと同じ山の原理なのかもね

向山_登山道

・・・

引き続き稜線歩き

向山_登山道

"山笑う"
パステル色に華やぐ春山

向山_春山

ヤマザクラ
あと一週間早ければ共演が見られたかも

向山_ヤマザクラ

五ノ山 591m
向山連山の最高峰・・地味ですが

向山_最高峰_五ノ山

稜線を外れて尾根伝いに下ります
ツツジはこれまでかと思いきや

向山_登山道_縦走路

まだまだ咲いてます!

向山_ヒカゲツツジ

日差しを浴びている
花は美しいですが

向山_ヒカゲツツジ

直射日光を浴びすぎると
花が傷むのも早いみたい

向山_ヒカゲツツジ

ヒカゲツツジ
その名の通り木陰に多く
花も新鮮に見えました

向山_ヒカゲツツジ

別名サワテラシ
薄暗い沢を照らすように咲くことから

向山_ヒカゲツツジ_サワテラシ

陰樹と陽樹

向山_ヒカゲツツジ_陰樹

すべての植物が太陽サンサンを求めて
熾烈な日照権争いをしているかといえば
実はそうではなく

向山_ヒカゲツツジ

光合成の最大効率を薄日に合わせて
進化している植物もあるそうで

そのようなタイプの植物を
陰樹というそうな

向山_ヒカゲツツジ

他に分かりやすいのは
アオキやヤツデ

ブナやスギもこのタイプだそう

逆に陽樹の代表がサクラやクヌギやマツ

ヒカゲで咲くといわれても
大樹の日陰暮しは気楽で快適なのかもね

向山_ヒカゲツツジ

蛙子(ガエルゴ)峰
たぶん唯一無二の山名

向山_蛙子峰

この先もイルカ岩、ばくち岩、亀岩など
奇岩巡りを楽しめるコースでした

このまま中央分水界を縦走するなら
ユズリハ山方面へ

向山_縦走路

下りの方が分岐が多く
道が分かり難いですが

この標識を辿れば公園に帰れます

向山_縦走路

最後に剣爾山で縦走路を振り返る
稜線に目を凝らしても白い花は見えず

向山_縦走路

表現が難しかったヒカゲツツジの色は
空の色に同化する白

向山_ヒカゲツツジ

麓から開花の状態を知ることは
できないみたいです

向山_ヒカゲツツジ

噂に聞いていた激下りというほどでもなく
ズンズン下る

向山_登山道

不安定なアルミハシゴの上で
ネットを潜る最後の難関

向山_登山道

そして鳳翔寺へゴール!

向山_下山口_鳳翔寺

向山連山を案内板の地図で照らしみて
"むこうやま"ではなく"むかいやま"だと
最後に気が付いた。。

むこうやま_むかいやま

想定外の約5時間の縦走コース

来月にはドウダンツツジが見頃になるそう

歩き応えも十分で見どころ満載の登山が
1年を通じて楽しめる名山です

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テーマ:登山・ハイキング - ジャンル:旅行

  1. 2018/04/14(土) 21:30:48|
  2. 向山連山
  3. | コメント:0
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プロフィール

タイヘー

Author:タイヘー
健康のために山を始めました
近所の六甲山から全国の名山まで
マイペースでも一歩づつ山頂へ
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