写真で綴る登山と旅のあれこれ

甲斐駒ヶ岳②

タイムスリップ

2017/9/9(土)

長衛小屋テン場(4:30) →仙水小屋(5:10) →仙水峠(5:45)→駒津峰(7:25) →駒ヶ岳(9:00/9:40)→摩利支天(10:10/10:25)→駒津峰(11:30)→双児山(12:00)→北沢峠(13:00)→長衛小屋テン場(13:10/14:00)→北沢峠(14:10)…(バス・臨時便)…仙流荘(15:00)

3:00
目が覚めるとテントの中が
白い光に包まれていた

ヘッドランプをつけなくても
散らかったテント内が見渡せて
文字が読めるほどだった

オーロラか!?

・・・

太陽表面で大規模爆発

実はこの日

前日に発生した太陽フレアの影響で
低緯度でもオーロラが見られるかも?
とニュースになっていた

古くは鎌倉時代
京都でオーロラが観測された
そんな記録も残っているとか

甲斐駒_登山道_北沢峠_テント場

朝露で濡れたテントから
目を凝らして空を見上げると

仙丈岳の上に大きな白い月が
テン場を明るく照らしていた

気温10℃ 無風
吐く息が白く目の前に漂って
なかなか消えなかった

おかげですっかり目が覚めた

・・・

朝食の支度で
食料袋の口を開けると

気圧ではしけたのか
ジャムパンの濃いイチゴの匂いが
テントの中に充満した

いつも寒さが苦手なテントの朝

コーンポタージュとコーヒー
飲み終わる頃には

体の芯に火がついたように
ポカポカだった

・・・

遠くにまだ高イビキが聞こえる
テン場は静かだった

出発は日の出まで待つか

でも月が満月に近いということは
日の出はあの月と入れ替わり・・

完全に目も覚めているし
久しぶりにヘッ電山行で
早出してみよう!

甲斐駒_登山道_仙水峠

ここから仙水峠まで
北沢に沿って登るルート

真っ暗でも
沢の水音とコケの匂いがする
森のなかを歩いているのが分かった

踏み跡は微かに判別できる程度

足跡が途切れる渡河ポイントは
対岸の光を反射するリードを頼りに

すぐに明るくなるだろう
と思っていた・・・

けれど沢の道は思ったより暗く

何より人の気配が全くしない

山ではこのくらい
早朝の行動は普通なのに

おかしいなと思い
時計を見て仰天した

時刻は2:30だった

甲斐駒_登山道_仙水峠

いやいや、、
起きたときは3時だったのだ

でも4時にセットした
目覚ましアラームも鳴っていない

寝ぼけてたのか?

甲斐駒_登山道_仙水峠

いくらなんでも早すぎるので

いったんテントに引き返すかと
迷っていたとき

前からヘッドランプの
灯りが近づいてきた

甲斐駒_登山道_仙水峠

「いやー助かりました」

レインウェアというより
雨合羽に身を包んだ男性

下る途中で踏み跡を見失って
沢に入りかけたときに

私のヘッドランプに
気が付いたのだとか

「今何時ですか?」

私もすかさず訊いてみた

「5時過ぎですね」

やっぱり。。ほっとした

甲斐駒_登山道_仙水峠

一体いつからなのか
時計が大幅に遅れていた

ひょっとしてこれも
太陽フレアの影響?

プラズマとやらの影響で
GPSなどの精密機器が故障する
可能性もあるとか

実はこのとき
デジカメも調子が悪かった

写真を撮った後のプレビューが
何故か一つ前や前日の写真が
表示されたりしていた

・・・

混乱する頭で
どれくらい歩いたのか

気が付くと森を抜けていた

甲斐駒_登山道_仙水峠

ガレガレの岩場
一体ここは?

甲斐駒_登山道_仙水峠

ホルンフェルス
かつて海の底に堆積していた
古い地層の残骸なんだそう

甲斐駒_登山道_仙水峠

珍しい岩石ではなく
むしろ南アルプスの大半は
この堆積岩で成り立っているとか

その例外として
この地層を突き破って隆起したのが
花崗岩マグマの塊りだった甲斐駒

この場所はその痕跡なのだそう

甲斐駒_登山道_仙水峠

空がピンク色に染まり始めると
鳥の鳴き声が賑やかになった

甲斐駒_登山道_仙水峠

仙水峠に到着

甲斐駒_登山道_夜明け

甲府側に一気に視界が開けて
朝日を全身に浴びた

甲斐駒_登山道_日の出

ここから駒津峰まで
樹林帯の500mの急登

甲斐駒_登山道_仙水峠

前日は山を歩かずに
テントにだけに入っても

気持ちは山に
浸れていない気がした

甲斐駒_登山道_仙水峠から駒津峰

今朝も歩き始めて
しばらくは足元が定まらず

小さなスリップを繰り返したり
小石や枝で足首をグネったり

甲斐駒_登山道_仙水峠から駒津峰

それは3時に起きぬけに
いきなり歩けばフラフラなのも
無理ないですが。。

でも一汗かいて
ようやく気持ちも身体も
山モードに切り替わった気がした

甲斐駒_登山道_仙水峠から駒津峰

ヒーヒー言いながらも。。
やっぱり山はこうでないと
と苦しいことを楽しむ自分がいる

・・・

少し視界が開けて振り返ると

栗沢山と鳳凰三山へ続く稜線

甲斐駒_登山道_栗沢山

栗沢山
甲斐駒を正面から眺める
絶景ポイントだそうですが

甲斐駒_登山道_栗沢山

あるCMをきっかけに
一躍有名になりました

宇多田ヒカルさんが甲斐駒を眺めている
最後のシーンがこの山だそう

真っ暗で何も見えなかった
北沢のコケの登山道もステキ

・・・

ちなみに南アルプスの天然水

関西では
奥大山の水として売られています

関東の人に見せると驚かれることも

甲斐駒_登山道_南アルプスの天然水

CMには大山バージョンもあって

こちらは烏ヶ山でロケが行われたそう
登山道が地震で再度崩落したと聞きましたが
どうなったんだろう

九州では阿蘇の水だそうなので次は・・・

・・・

話がそれましたが登山の続きへ

甲斐駒_登山道_仙水峠から駒津峰

#甲斐駒行ってみよう

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  1. 2017/09/09(土) 09:26:20|
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タイヘー

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近所の六甲山から全国の名山まで
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