写真で綴る登山と旅のあれこれ

残雪の四阿山(牧場から根子岳を周回ルート)

登った日

2017年5月4日(木・祝)

天気

快晴
10℃@ダボス牧場7:00

標高

  • 四阿山 2354m
  • 根子岳 2207m
  • 小根子岳 2127m

コースタイム

ダボス牧場(7:30)→中四阿(9:20)→分岐(10:10)→四阿山(10:30/10/50)→分岐(11:10)→十ガ原(11:40)→根子岳(12:30/13:00)→小根子岳(13:20/13:40)→根子岳(14:10)→ダボス牧場(15:00)

登山口までのアクセス(車)

菅平高原からダボス牧場へ
一般道2車線

駐車場

ダボス牧場大規模200円(入山料含む)

持ち物+α

アイゼン
着替え

周辺情報


春最前線の四阿山と根子岳

連休山行2017

瑞牆、甲武信と続けて

久しぶりの残雪にも
自信がでてきたところで

最後の一山は
もっと雪を見たくなった

前日の甲武信から
日本海側へ約80km

長野と群馬の県境
四阿山(あずまやさん)へ

これまた難読名山です。。

・・・

菅平高原

ラグビー合宿の聖地だそうで

百面以上もあるグランドが
夏季にはすべて埋まるほど

練習を見学する関係者も
数千人規模で詰めかけるとか

ラグビー以外にも
陸上、サッカー、テニス・・など

この連休も早朝から
学生の合宿なのか

送迎の車やバス
ジャージ姿のアスリート達が
点呼をとったりして道に溢れ

スポーツの選手村のような
賑わいだった

・・・

旅館が並ぶ通りを
山手へ進み

牧場へと続く
真っ直ぐな農道を進むと

急に静かな
朝の高原風景になった

四阿山_ダボス牧場の登山口駐車場へ

途中に小さな料金所があり
ここで停まれの標識に従うと

白い髭のクマのような
管理人さんが現れて

入山料200円を払い
登山情報を教えてもらった

雪融けで沢の水量が多いから
特に午後は気を付けてということだった

・・・

牧場の駐車場へ到着
登る前にして北ア一望の眺め!

四阿山_登山口駐車場から北アルプスを一望できる

続々と出発していく
登山者の熊鈴の音色に

はやる気持ちを抑えて

前日に靴擦れしたカカトに
大判の絆創膏を貼って

日焼け止めも忘れずに

さあ今日も
楽しんでいきましょう!

・・・

登山口
トイレに靴の洗い場もある
今日はドロとの格闘になりそうだ

四阿山_登山口のトイレと登山靴の洗い場

牧場から四阿山と根子岳を
反時計回りに巡るコースです

四阿山_登山マップ

牧場の縁から登山道へ

四阿山_牧場の道を登山口へ向かう

今朝の気温は10℃
寒さは全く感じず

爽やかな風に
ササがカサカサと鳴る程度

四阿山_ササと残雪に覆われた登山道

ダボス牧場

スイスのダボスと
上田市が姉妹都市とか

白黒のホルスタインが
草を食む光景が画になりそう

四阿山_牧場

道から沢を見下ろすと
牛舎の屋根が見えていた

早ク外ヘ出シテクレー
と恨めしそうな

モーモーモー・・が
録音のように繰り返し
聞こえていた

四阿山_残雪と笹薮の登山道

大明神沢へと下っていく

四阿山_大明神沢

シーズン中は
丸太橋があるそうですが
この時期は外されていた

正式な山開きは
6月1日です

四阿山_大明神沢の渡渉

水量は多くはないけど
渡河ポイントが定まらず

踏み跡は上流へ上流へと
分散しがちですが

こういうところが
道に迷いやすいポイントで

正規のルートを
上流へ外れたにも関わらず

たまたま
目の前に続く踏み跡や
こんなハシゴがあると

疑いなく
進んでしまいますが

沢登りなどの
マイナールートのことも

四阿山_ハシゴの急登はマイナールート

上流へ外れた場合は
辺りをよく見渡すと

あった標識!

四阿山_登山標識

まだ尾根には登らず
基部まで回り込むが正解

四阿山の登山道_尾根の取り付きへ

尾根の取り付き点
ここから本格的な登山道

四阿山_ここから本格的な登山道

あれだけ聞こえていた
熊鈴の音も

山の広さに
吸収されるように遠くなり

やがて単独行の
山の静けさに

道を間違えたのでは
と思うほど。。

四阿山_広い笹原の登山道

夏道のリボンを辿ると
途中で踏み跡が途切れてしまった

四阿山_残雪で登山道を見失った

次のリボンも
上に見えていたので

やや急な雪の斜面を
踏み抜き覚悟の力技で
乗り越えると

四阿山_残雪の笹薮を踏み吹き覚悟で強行突破

小四阿だった

小四阿山の山頂

風の通り道なのか
ここだけ吹きさらしで

凍えるような
寒さではないけれど

体温を奪われるので
足早に通過

小四阿山からの眺め_遠くに浅間山

ここから一旦下って
中四阿へ登り返し

強い日差しを浴びて
雪融けが進行中

雪を跳ね上げて
ササや木の枝が
次々と起き上がっていた

四阿山_残雪の登山道

ダケカンバの樹林帯

雪が溶けると
ウメバチソウが咲き

6月下旬頃には
レンゲツツジの赤い花に
一面覆われるそう

尾根の先に
見えた山頂!

登山道の先に四阿山の山頂

大明神沢の谷を挟んで
水彩画のような春色の根子岳

大明神沢の向こうに根子岳の山頂

四阿も根子も火山で
最後の噴火は約30万年前

根子岳のアップ

ここから眺める稜線は
カルデラの外輪山のフチで
本火口は山の向こうにある

根子岳と四阿山のツーショット

四阿高原ルートと合流すると
急に険しいアルプス風になった

かつては女人禁制だった
修験の山としての歴史もあるそう

四阿山の登山道_岩場

ここから南へ下った
鳥居峠の登山口には

日本武尊が東征中に
亡くなった嬬を偲んで嘆いた
伝説が残っているとか

群馬の嬬恋(つまごい)は
それに由来していて
(嬬は正妻との区別)

四阿山は吾妻山と
呼ばれることもあるそう

四阿山へ樹林帯の登り返し_残雪に先行者のトレース

四阿の阿には
棟の意味もあるそうで

四方に棟を下ろした
屋根のような山姿が

庭園などの東屋に
似ているからという説も

四阿山_稜線がアズマヤに似ている

根子岳への分岐
復路はこっちへ下ります

四阿山_根子岳の分岐_休憩できるスペース

ここから四阿山頂まで
往復1時間ほど

尖った四阿山の山頂へピストン

山頂直下
積雪量は1mは裕にありそうだった

風が強くなったので
先にウィンドブレーカを着てから

いざ山頂へ!

四阿山の山頂へ_雪の登山道を一直線

・・・

ハイ、お疲れー!

フレンドリーな声に
迎えられた

四阿山 2354m
登頂!

四阿山の山頂_雪の稜線の先端に小さな祠

・・・

期待を超える
大展望!

南を見渡せば

田代湖と浅間山

四阿山の山頂からの眺め_田代湖と浅間山_青空

直近の噴火は2015年
現在は警戒レベル2
(火口周辺規制)

薄っすらと
噴煙が上がっていた

四阿山の山頂から浅間山のアップ_噴煙

北を望めば

草津白根の山並み
まだ春スキーが楽しめるそう

四阿山の山頂から北の眺め_草津白根

風は少し強かったけど
この連休で最も雲がキレイだった

四阿山の山頂_青空と美しい雲_最高の天気

ベテラン登山者が多いなか
初めて同年代の人に出会った

山頂に着いたときに
声を掛けてくれた男性だった

今年の夏には
槍ヶ岳に登るそうで

目の前に延びる
北アルプスから

その頂を探していた

急峻すぎて
雪が付かない岩稜は

濃い青い空と同化して
見つけにくいので

カメラの望遠レンズで
キレットからの稜線を辿って・・

あった!

いつでもどこでも
勇気をくれる山頂です

四阿山の山頂から根子岳への下り

しばらくすると
風が止んだので

山頂で腰を下ろして
昼食をとっていたら
まだ11時だと気が付いた

下るのを惜しみつつ

気持ちは次の根子岳へ
向かっていた

四阿山の山頂から根子岳のアップ

雪用サングラス
ではなかったので

強い日差しに
自分の影法師が

空にチカチカと
浮かんで見えた。。

四阿山の下り_雪に覆われた樹林帯

この日は幸い
一度も踏み抜かず

地元の人は
今年は雪が多すぎて
踏み抜かないと話していた

四阿山_雪の上にポッカリ開いた踏み抜きの穴

根子岳への樹林帯の下りは
目印はリボンだけ

踏み跡が分散しているので
どこを歩いているか分からず。。

ガスのときは下りすぎて
沢まで行ってしまいそうだ

四阿山から十ガ原への下り_残雪の樹林帯で方向を見失いそう

近づく程に遠くなっていく
根子岳への登り返し。。

根子岳の登り返しを見上げる

十ガ原に到着
トレランの20名近いチームが
半パンで駆け下ってきた

十ガ原から根子岳_残雪と笹の緑のパッチ

四阿山から眺めた
ユートピア的な想像とは
随分と違う。。

根子岳の登り返し_かなりの急登

四阿山のオプションのつもりが
むしろこの登りが核心部だとは

根子岳から四阿山の眺め

つけるのが面倒な
アイゼンも

一旦つけると
外すのが怖くなり

アイゼン着脱回数は
過去最多だったかも

アイゼン_ブラックダイヤモンド_コンタクトストラップ

しかも山頂直下は
岩と雪のミックス

根子岳の山頂付近_岩と雪のミックスで歩きにくい

大岩の下を回り込む
ここだけはアイゼンが安心

根子岳の山頂直下_大岩の下を回り込む

この景色どこかで・・・
美瑛山の経験と重なっていた

根子岳の山頂付近_豪快に崩壊した稜線のフチを歩く

山頂に鐘があるのか
よく通る金属音が響いていた

根子岳の山頂へ_広い笹原に青い空が気持ちいい

根子岳(ねこだけ) 2207m
花の百名山

根子岳の山頂_小さな祠

牧場から往復で登る人も多く
四阿山より人が多かった

登山の装備ではなく
普段着の家族

犬を連れた観光客

速乾靴下を買って欲しいと
奥さんにせがむお父さん

人気を避けるように
一人離れて昼食していた
年配の男性が近づいてきて
写真を頼まれた

私のデジ一をみて
また勘違いされたようで

ワシも昔は一眼派だったが
重くてもうだめじゃ

何故か怒っているような
口調だった、、

根子岳の山頂からの大展望_休む登山者が数組

山と高原地図を
広げている人がいたので

気になっていたことを
訊いてみた

あの分岐の先は・・・?

根子岳から小根子岳への分岐の標識

小根子岳
一等三角点もあるというので
少し足を伸ばしてみることに

まだ泥に汚れていない
雪が眩しくて

日焼け対策に
長袖と手袋だったけど

手首には腕時計の
痕がクッキリだった

下からの照り返しで
鼻の孔まで日焼けした

根子岳から小根子岳へ_残雪が眩しい

小根子岳 2127m
四阿山と根子岳のツーショット

小根子岳から四阿山と根子岳のツーショット

遠くから眺めると
猫の耳に見えることが

山名の由来だそうですが
どの方角からだろう

小根子岳から北の眺め_草津白根と北アルプスまで一望

ときどき
ツバメが飛来するだけの
貸し切りの静かな山頂

しばらくすると
2人の男性が登ってきた

何枚も記念写真を撮りながら
前日は両神山に登ってきた話を
聞かせてくれた

きっとK藤さんと一度は
顔を合わせているはずだ

想像すると楽しかった

小根子岳の山頂から麓の眺め_広い笹原

・・・

牧場への下りは
覚悟していた通りの
流泥のテクニカルコース。。

根子岳の登山道_雪融けでドロドロ

何度かスリップしても
ここだけでは転びたくないと
懸命にバランスを取りながら

体を強くよじるたびに
昔より体が硬くなった気がした

根子岳の登山道_雪融けでドロドロ

やがて雪融けは
登山道にしみ込むように細くなり

根子岳の登山道_雪融け水が登山道を流れる

ついに最前線を追い抜いた

根子岳の登山道_雪融け水の流れの最先端を追い抜く

さあ次は
夏山シーズンだ!

四阿山_ダボス牧場に無事に下山
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テーマ:登山・ハイキング - ジャンル:旅行

  1. 2017/05/04(木) 19:21:40|
  2. 四阿山
  3. | コメント:0
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タイヘー

Author:タイヘー
健康のために山を始めました
近所の六甲山から全国の名山まで
マイペースでも一歩づつ山頂へ
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