写真で綴る登山と旅のあれこれ

桜づつみ回廊④(石生~和田山)

歩いた日

2017年4月1日(土)

天気

曇のち晴
7℃ @水分れ公園(8:00)

標高

  • 水分れ交差点 95.4m
  • 遠坂峠 390m

コースタイム

水分れ公園(8:00)→道の駅あおがき(10:40)→遠坂峠(12:20/12:50/13:10)→梁瀬駅(14:10)→和田山駅(15:00)

登山口までのアクセス

水分れ公園
舞鶴自動車道 春日ICから約10km
石生駅から徒歩15分

駐車場

水分れ公園(数十台・無料)
トイレ、自販機あり

周辺情報


中央分水界

標高95.45m
日本一低い分水界

日本一低い分水界_石生駅の案内板
(石生駅前の案内板)

日本海側と太平洋側

雨水を分ける
中央分水界

その標高が国内(本州)で
最も低くなる地点

仮に海水面が100m上昇したら
日本は最初にここが水没して
二つの島に分かれてしまうのだ

水分れ交差点のモニュメント

その地勢は古代から利用され

日本海側と太平洋側を繋ぐ
歴史の道でもありました


あまり知られていませんが
兵庫県は古墳の数が日本一

実はこの低い分水界と
関係しているという説も

水分れ神社

朝鮮との交易が盛んだった
大和の時代

朝鮮からは
主に鉄器が輸入され

重い鉄を載せた帆船は
風任せに対馬海流にのって

今でも多くの遺跡が残る
鳥取、兵庫、京都、福井の
日本海側の沿岸に漂着した

交易品や人々は
最短の陸路で畿内を結ぶ
この場所を通って往来した

水分れ公園駐車場にツクシ

近畿でも最大級の
朝来の茶すり山古墳は

交易ルートを支配した
豪族の墓

はたまた

交易品や傭兵を
物々交換するための
見本市の会場だった

やがて
朝鮮から鉄職人が迎えられ
国内で鉄の内製化が進むと

古墳の建造は
ある年代を境に
ピタリと止んでしまった

・・・

今日のスタート地点
向山の麓の水分れ公園

確かに水分れしていますが
あまりに作為的な。。

水分れ公園_瀬戸内海と日本海への分岐

それはそうと
旅はちょうど中間地点
今日から後半へ

瀬戸内海へ70km_日本海へ70km

この週末は
桜まつりだったそうで

早朝から大勢の人が
準備に集まっていましたが・・

水分れ公園_桜まつり_提灯

肝心の桜が
今年は未だに咲かず。。

高谷川の堤防_桜まつり

私も予定ではこの区間が
満開ランのはずでしたが

桜つぼみ

楽しみが一週間
延びました

・・・

高谷川の起点
堂々の一級河川

高谷川_一級河川の碑

この川をタラタラ下りますが
実はまだ加古川(太平洋側)水系

ここで分水界を跨いでしまうと
京都(福知山)なので

"兵庫"ふるさと桜づつみ回廊
にならないから。。

せっかくの
日本一低い分水界を越えず

あえて標高の高い峠を越える
少し不条理なロングコース。。

高谷川_コサギとアオサギ

前回、鐘ヶ坂から辿った
柏原川と合流して

高谷川と柏原川が合流_桜づつみ回廊

すぐに加古川の上流へ
兵庫で最長最大の一級河川です
この辺りでは佐治川とも呼ばれるそう

加古川の堤防へ

丹波市役所前から
桜づつみハイウェイが続く

氷上_桜づつみ回廊

桜には地元の小学生が描いた
プレートが架けられていて

氷上_桜づつみ回廊_小学生が描いたプレート

目を楽しませてくれる
これではゴミは捨てられません

氷上_桜づつみ回廊_小学生が描いたプレート

昨晩は冬に逆戻りしたように冷え込んで
六甲山では冠雪がニュースになっていましたが

氷上_加古川堤防_フキノトウ

足元は一面の
ツクシ回廊に

氷上_加古川堤防_ツクシ

ツバメも飛来してました
電線が風に鳴るような声で
にぎやかに飛び交っていた

氷上_加古川の水面

季節は着実に進んで
あとは桜!

氷上_桜づつみ回廊

土手なのか庭なのか
よく分からない終点

タバコをくわえたオジサンが
目を丸くして見送ってくれた

氷上_桜づつみ回廊_民家

今日の区間には
途中に駅もコンビニもなく
唯一の道の駅で小休止

道の駅あおがき_青垣

伝承館で丹波布に
初めて触れることができました

地元で採れた材料で
つむぎ、染め、織る

想像していた
木綿のような触感とは全く違う
しなやかで滑らかな手触り感

・・・

人間の体を
原子レベルでみると

骨や脂肪まで
3か月で全て入れ替わると
聞いたことがありますが

土地のものを
食べ、飲み、着ていた

昔の人が
命が自然界を輪廻する生命観を
持っていたのも当然かもしれません

異国の食べ物を
安易に体内に取り込むことが

なんだか反自然的で
怖いことのようにさえ思える。。

・・・

加古川をそれて
ここから支流の遠阪川を上っていく

橋の欄干に遠坂川

これまでに辿った川でも
一番の清流でした

途中にはセツブンソウの自生地も
すでにシーズンは終わってましたが
こんな花です

セツブンソウ

そしてここから峠までが
文字通り遠かったわけで。。

遠坂川_桜づつみ回廊

全行程でも最大の難所に備えて
体力を温存するつもりが

遠坂峠の入口

殆ど余裕がない状態で
峠の入口に到着

遠阪峠
丹波と但馬をつなぐ道

遠坂峠の車道を徒歩で越える

歩道が途絶えて路肩も狭まり
入るとエスケープできない緊張感
一瞬怯みましたが。。

遠坂峠の車道を徒歩で越える

標高差200m
一気に駆け上がる

遠坂峠の車道を徒歩で越える

なんて
できるはずもなく

ボチボチ登る

・・・

ガードレール下には遠阪川の源流
水源涵養の保安林になっています

遠坂峠_下に遠坂川の源流

上流の山が豊かになると
下流の海も豊かになる

牡蠣や昆布の成功例で
改めて見直されているそうですが

武庫川、田松川、篠山川、大山川
高谷川、柏原川、加古川、遠阪川

幾筋も集まって流れる川を
ここまで遡ってみて

それぞれの川が違ったレシピで
ごった煮のように流れるスープだとしたら

鮭が川の匂いを辿るというのも
不思議ではないですね

・・・

峠の頂上へ
路肩に少し雪が残ってました

遠坂峠

今冬の北近畿の積雪量は
例年の3倍もあったとか

GWの行先にも影響するかな

・・・

朝来へ
ここでようやく中央分水界を越えて
いよいよ日本海側へ!

丹波市と朝来市の境

遠くにはまだ雪を被った山並みが広がって
分水界は気候の変わり目でもあることを実感します

峠を越えて但馬の景色が目に入る

下りだけ
気分は箱根駅伝

遠坂峠の車道を駆け下る

なんて
調子にのっていたら

脚への負担は
相当だったようで

翌朝は
アキレス腱がカクカク軋んで
フクラハギの筋肉痛に
悶絶することに。。

・・・

ヘアピンカーブから飛び出した
走り屋気分のBMWに轢かれそうなったり

峠を越えてもまだ気は抜けず
最後まで慎重に下って

なんとか無事に
遠阪峠の出口へ

遠坂峠の出口_山東IC

難所を越えてホッとしたら

朝から気になっていた頭痛も吹き飛んで
少し風邪気味だった体も軽くなっていた

山東_柴川の桜づつみ回廊

仰ぎ見れば
粟鹿(あわが)山(962m)

山東から眺める粟鹿山

丹但国境の主峰で
一等三角点の山頂からは

日本海から六甲山まで
兵庫を一望できる展望だそう

今年登りたい山です

雪の粟鹿山_アップ

麓の山東(さんとう)町は
(市町村合併で今は朝来市)

兵庫県の過疎地マップ
赤色になっている地域

本州の両端に位置する
青森県と山口県を除いて

日本海と太平洋側に跨る
唯一の兵庫県

神戸のような都市部から
山東のような過疎地まで

商工農林漁業
産業の幅も広く

産業活動指数は
ちょうど全国平均

日本の縮図
とも呼ばれる所以です

・・・

ここからはしばらく
柴川と一緒に走る

柴川_桜並木

よう走んなんな
おじいちゃんに声をかけられて

言葉の変化に
遠くまで走ってきたことを実感した

柴川_桜並木

これだけ桜並木を見つめてきたら
花がなくても美しいと思えるようになってきた。。
枯山水の境地?

柴川_桜並木

目を細めれば・・
私には満開の花が見えます(笑)

山東_柴川_満開の桜

・・・

柴川と粟鹿川が合流すると

柴川と粟鹿川の合流地点

与布土川に名前が変わる

与布土川の堤防

ヨフドかヨウドか?
特に決まっていないそうです
神戸新聞

・・・

後ろから足音がすると思ったら
オッチャンと2人になっていた

鉄道で途中下車の旅をしていて
散策していたら道に迷ったとか

ここから
一緒に駅を探すことに。。

与布土川の堤防_住宅街

あ!ここだ!
身を屈めてトンネルを潜ると

梁瀬駅_トンネル

梁瀬(やなせ)駅

JR梁瀬駅

ちょうど入ってきた電車を見送ると

土曜午前の授業を終えて
高校生達が帰ってきたところだった

・・・

再び桜づつみ回廊へ

与布土川の堤防の桜並木

と思ったら
獣除けフェンスに阻まれ
向うへ行けず。。

与布土川の堤防_獣除けフェンス

ゲートはボルトで固定されてるし

与布土川の堤防_獣除けフェンス

これまで同じようなフェンスを
どこでも見ましたが

シカとイノシシだけではなく

兵庫県でも
クマの被害が増えているそうで

昨年は笠形山の縦走大会が
中止されたとか

訳あって
クマ恐怖症の私には

のっぴきならない
状況なわけですが、、

イノシシ_捕獲用の檻

昨年末に県では約20年ぶりに
クマ猟が解禁されたとか

青垣などでは
学校給食にシカ肉などが出され
ジビエで食育を図るとか

保護から適正管理へ
この数年で事情は大きく
変わりつつあるようです

・・・

こんなことになったのは

人間が山を切り拓いて
動物達の棲み処を奪ったから?

某映画のタヌキ合戦的な背景は
実は一昔前のこと

・・・

日本の歴史上
これほど人間が急増した時代は
一度もなかったわけで

その人間の猛威が一段落して
自然林が急速に回復しているため

動物達が生息圏を広げている
というより
取り戻しつつあるという説

ピンクの桜つぼみ

日本は現在でも
国土の7割を森林が占める
先進国トップクラスの森林大国

動物とは否が応にも
競生することになる時代へ

むしろ本来の姿に戻りつつある
という見方もできるのかもしれません

・・・

与布土川が円山川に合流

与布土川と円山川の合流地点

日本海まで
最後の川になりました

橋の欄干に円山川

駅北の桜づつみで
今日の行程は終了

和田山_桜づつみ回廊

和田山駅に到着

JR和田山駅

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テーマ:登山・ハイキング - ジャンル:旅行

  1. 2017/04/01(土) 15:28:49|
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タイヘー

Author:タイヘー
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近所の六甲山から全国の名山まで
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