写真で綴る登山と旅のあれこれ

モッチョム岳

登った日

2016年4月11日(月)

天気

曇りのち晴れ

標高

  • 千尋滝駐車場 300m
  • モッチョム岳 940m

コースタイム

千尋滝駐車場(7:40)→万代杉(8:50)→モッチョム太郎(9:30)→神山展望台下(10:10)→モッチョム岳(10:50/11:40)→神山展望台下(12:20)→モッチョム太郎(12:40)→万代杉(13:20)→千尋滝駐車場(14:20)

登山口までのアクセス(車)

千尋滝の駐車場へ
一般道1.5~2車線幅

駐車場

千尋滝駐車場約10台

持ち物+α

手袋(岩場・ロープ多数)

周辺情報


モッチョム太郎に会いに行く

2016/4/11(月)

最終日

帰りの飛行機は17時
それまで時間はたっぷりある

雨続きだった天気は
ようやく回復の予報

体が山モードで調子もいいし
温泉に入り浸る気分でもないので

もう一山行ってみようか

・・・

モッチョム岳

百名山の宮之浦や縄文杉と比べて
ずっと静かな屋久島が感じられる山

その山奥深くには
モッチョム太郎と呼ばれる主もいる
らしい

珍奇な名前のインパクトといい
素敵な山だと噂に聞いていて
耳から離れなくなっていた

・・・

7:40
千尋滝の駐車場

千尋滝の駐車場_売店の奥が登山者用駐車場

売店の左奥が登山者用駐車場
駐車スペースは10台程度でも
これで十分なのかも

・・・

千尋(せんぴろ)滝

千尋滝の展望台からの眺め

若い夫婦がトレーナー姿で
大きな犬を連れて散歩に来ていた

通勤ラッシュや経済新聞の臭いとは
かけ離れた月曜日の朝

千尋滝_花崗岩の滑らかな斜面

花崗岩リッチな屋久島の山を
雨水が万年億年かけて
浸食してできた渓谷の滝

千尋滝_花崗岩の滑らかな斜面に植物がしがみつくように生えている

尾之間温泉で
地元の人が言っていた

”屋久島には滝しかねえ・・”

(いやいや他にもありますが。。)

その滝の代表格のひとつ
観光地なので休日は混むのかも

・・・

駐車場へ少し戻ると
ここが登山口

モッチョム岳の登山口

縄文杉ルートのような洗練された道ではなく
いきなり本格的な泥んこ登山道ですが

モッチョム岳_登山道

よく整備されて
細くても明瞭な登山道

モッチョム岳_登山道_粘土質で滑りやすい道

まだ朝の空気はひんやりとして
ひっそりとした雰囲気

モッチョム岳_登山道_木の根の道_狭いが踏み跡は明瞭

・・・

雨の縄文杉から下山して

モッチョム岳_登山道_小さな傘のキノコとシノブゴケ

温泉で汗と泥を洗い流して
乾いた布団で一晩寝たら
もうすっかり元気だ

モッチョム岳_登山道_森から空を見上げる

屋久島では
1ヶ月に35日雨が降る

モッチョム岳_登山道_岩と木の根の急斜面

安房の宿で訊いたら
あの二日間は麓も大雨で
洪水注意報も出ていたそうな

モッチョム岳_登山道_雨上がりのコケの森に日が差している

そして屋久島にきて4日目
初めての日差しだった

モッチョム岳_登山道_雨上がりのコケに水滴

・・・

登りっぱなし
約1時間で尾根の上へ

モッチョム岳_登山道_岩を覆う抹茶色のコケ

登山道のすぐ側に
他の照葉樹に混じって

モッチョム岳_登山道_尾根に到達

その樹には
窮屈すぎるような場所だった

モッチョム岳_登山道_木陰から見える万代杉

万代杉
推定樹齢は3000年

モッチョム岳_登山道_万代杉_足元から見上げる

静かで穏やかな
この場所で

何も語らない巨樹と
人は何を話してきたのかな

モッチョム岳_登山道_万代杉アップ_巨大なクジラのような迫力

屋久島だけの時間を
一番感じられた場所でした

・・・

通り過ぎるときは
脚を踏まないように

モッチョム岳_登山道_万代杉_万代杉の巨大な根が道を横切っている

先へ進みます

モッチョム太郎とモッチョム岳の標識

ここから少しだけ
緩やかな尾根道

モッチョム岳_登山道_巨大な杉の切株_根のアーチを潜る

ここ以外に平坦部は殆どなく

常に何かに掴まりながら
登るか下るの繰り返し、、

根気の山です

モッチョム岳_登山道_木の根が張り巡らされた急斜面

樹って溶け合う??

モッチョム岳_登山道_網目状に溶け合ったように見える樹の幹

ヤクシカ
会いたかったんだ

モッチョム岳_登山道_樹々の間から顔をのぞかせる鹿

逃げるわけでもなく
こちらを気にしつつ
何かバツが悪そうだった

屋久島で会いたかった3つ

ヤクザルは白谷で見たので
残るはモッチョム太郎!

モッチョム岳_登山道_コケの森

・・・

標高900mほどですが
色々な見どころが詰まった
とても濃い山でした

モッチョム岳_登山道_多様性に富んだ屋久島のコケ

もちろんコケも素敵
昨日までの雨の痕は消えていた

モッチョム岳_登山道_多様性に富んだ屋久島のコケ

でも縄文杉の森とは何かが違う

モッチョム岳_登山道_多様性に富んだ屋久島のコケ

ブログを通じて知り合った
山の先輩が言っていた

"自分の背丈以上のものは見えない"

モッチョム岳_登山道_多様性に富んだ屋久島のコケ

その意味が少しだけ
分かるようになった気がします

モッチョム岳_登山道_光に透けるシノブゴケ

・・・

そして彼がいたのは
登山道から右手に少し下ったところ
標識もなくウッカリ通り過ぎるところだった

モッチョム太郎の標識とコケ

モッチョム太郎
どんな樹なのか会いたかったよ

モッチョム太郎

これまでの屋久杉のなかで
最もコケの濃い杉

万代杉はどこか女性杉だったけど
太郎は腹巻をしたオッサン杉だ

モッチョム太郎の幹と標識

福原英明さん
ありがとう

モッチョム太郎のプレート_命名者は福原英明さん

横っ腹に刻まれた
試し切りの痕

モッチョム太郎_試し切りの痕

江戸時代
屋久島が薩摩藩の管轄になると
屋久杉は年貢として献上され

遥か大阪や江戸へ城や寺の建材として
売られるようになったとか

ただ巨大な杉を山から切り出すには
相当なコストがかかったので

材として採算がとれる杉を選別するために
こうした試し切りが行われたそうです

太郎は不合格だったのかな
でもよかった

・・・

今は廃道の正面登山道のどこかに
モッチョム花子がいるという噂も

多様性に富んだ屋久島のコケ

・・・

登山道に戻って少し登ると
最高点の神山展望台

モッチョム岳_登山道_狭いが明るい尾根道

藪の間から尾之間の集落
かなりの高度感。。

モッチョム岳_登山道_尾之間の眺め

海の方から遠くにブーンという
発動機のような音が聞こえていた

モッチョム岳_登山道_海の眺め

そして
見えたモッチョム山頂!

モッチョム岳_登山道から見えた山頂_岩の突起

先客がいるのかな
最後はあの岩の割れ目を登るのか。。

モッチョム岳の山頂_丸い岩の割れ目を人が登っている

ここから山頂までの間は
険しいコル(鞍部)を通過します

木の根やロープにぶら下がって

モッチョム岳_登山道_木の根がハシゴのようになった激下り

危険な岩稜を巻いて

モッチョム岳_登山道_岩の下の巻き道

また激しく登る
復路も同じ道なのか。。

モッチョム岳_登山道_山頂へ最後の登り返し_黒いロープ

コルの上部は岩の登り

立ち上がって振り返れば
腰がキューとなる高さ。。

モッチョム岳_山頂から登山道を見下ろす

最後はロープに命を預けて登ります

日に当たって劣化しているのか
堅くなったロープから

ピシッとかギシッとかブチッとか聞こえますが
聞こえないフリをして登ると・・・

モッチョム岳_山頂へ岩の割れ目をロープで登る

・・・

モッチョム岳 940m
本富岳ともいうんだな

モッチョム岳_本富岳_アルミプレート

その山頂からの
眺めといったら・・・

モッチョム岳の山頂からの眺め_絶景

素晴らしかったのだ!

モッチョム岳の山頂からの眺め_絶景

山頂で出会った先客2人は
大阪と和歌山から

登山自体が初めてで
宮之浦は難しそうだからって

たぶんこちらの方が
かなり険しい山かと。。

モッチョム岳の山頂からの眺め_絶景

いつの間に青空になって
日焼け止めを忘れたことに気が付いた
会社休んで山に行ったことがバレてしまう。。

モッチョム岳の山頂からの眺め_絶景

絶景と待望の青空を
たっぷりと堪能したら

夕方の飛行機に間に合うように
惜しみながらも下山しました

モッチョム岳_森の登山道

・・・

14:20
千尋滝駐車場に無事に下山

朝は開いてなかった売店で
こんなものを見つけて
心を揺さぶられてしまった
一鉢500円

千尋滝_売店_スギとコケのミニ盆栽_500円

いかんいかん。。
コケと言えども生き物

屋久島の生き物を
関西に連れて帰るのは
何か間違っている気がした

家では近所で拾った
野良コケも飼ってるし

・・・

とにかく
距離と標高以上に
達成感の大きい山

モッチョム岳でした

・・・

屋久島

時間がゆっくり流れる島
とはよく言うけれど

自然の時計は相対的なもの

時計の進み方が
早すぎると感じたときは

今この瞬間も続いている
あの場所の時間を考えると

進み過ぎた時計が修整される

そんな場所を見つけるため

私が山に登る理由です

尾之間温泉から見上げたモッチョム岳_大迫力の岩の岩壁

下山後は飛行機の時間まで
すっかり気に入った尾之間温泉に
ドップリ漬かって帰ったのでした

ーおわりー

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  1. 2016/04/11(月) 20:26:55|
  2. 屋久島
  3. | コメント:0
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タイヘー

Author:タイヘー
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近所の六甲山から全国の名山まで
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