写真で綴る登山と旅のあれこれ

屋久島③(新高塚・苔むす森・白谷雲水峡)

苔むす森

2016/4/10(日)

新高塚小屋(6:30)→高塚小屋(7:30)→縄文杉(8:00)→大株歩道入口(9:30)→楠川分れ(10:40)→辻峠(11:40)→白谷小屋(12:30)→弥生杉(13:30)→白谷雲水峡(13:50)

5:00
起床

早立ちの人の身支度につられて
みんな次々と起きだした

関東弁、東北弁、関西弁が
混じった囁き声は次第に大きくなり

いつもの小屋の朝の喧騒に

ヘッドランプの灯りで湯を沸かして
朝食の用意をしているうちに
外が明るくなっていた

新高塚小屋の屋内_窓明かり

昨晩は17時に就寝
夜中に何度か目は覚めたけど
ほとんど熟睡だった

12時間近くも寝たのは
何年振りだろう

明け方も寒さは感じず
しっかり寝たので
体調も気分もスッキリ

寝ダメはよくない
睡眠周期が・・・云々

やっぱり疲れているときは
積極的な睡眠も必要かもね

・・・

それにしても屋久島の森の
夜の暗さといったら

夜中にどんなに目を凝らしても
何の影も捉えられず

視力を失ったかと思うほどで

腕時計についている
夜光塗料の微粒の仄かな光さえ
眩しく感じられるほどだった

新高塚小屋_腕時計の蛍光塗料の粒

気にしていた天気は・・

小屋を打つ雨の音

外へ出るまでもなかった

新高塚小屋の外観_雨に濡れたヒメシャラ

昨日の小雨とは違う
重い雨音

当分は止みそうにないので
風が出ないうちに

6:30
覚悟を決めて下ります

新高塚小屋から縄文杉への登山道

・・・

再び縄文杉の森へ

縄文杉と記念写真

人生には何度か
この樹に呼ばれるときがあるのかもね
次はいつどんなときに戻ってくるんだろう

雨のなか佇む縄文杉

こんな雨の日に
まさかと思っていたけど
次々と登ってくる人とすれ違った

朝4時の始発のバスで
荒川から歩いてきたのか

少し疲れた足取りで
口数も少なく先を急ぐ男子学生

真新しいウェアとザックで
一人で少し緊張した面持ちの
若い女の子の姿も

それぞれの思いをもった旅人が集まる場所
自分の物語を創りに来る場所でもあるのかな

きっと生涯記憶に残る
大冒険になりますよ

屋久島_ウィルソン株

・・・

9:30
大株歩道入口

大株歩道入口の橋

ようやく広いトロッコ道

ここから傘をさせると思ったら
傘の骨が疲労骨折。。

ヨレヨレの傘
ジワジワと全身が雨に濡れて
既に靴も浸水し始めていた

屋根の下で休みたいけど
休憩所はこの先の小杉谷だけ


10:40
楠川分れ

楠川分れの標識_白谷雲水峡への分岐

ここから白谷へ入っていきます
峠越えのルートなので最初少し登ります

辻峠への登山道

斜面を流れ下った雨水で
登山道は沢のようになっていた

できるだけ浅いところを選びながら

でもすぐに靴の中まで浸水してズクズクに

予備のクツもサンダルも
持っていないのに

帰りの飛行機で靴を脱いだら
テロになってしまう、、

辻峠への登山道

大きく張り出した岩棚の下
ようやく荷物を下ろして休めました

辻峠への登山道_大きな岩棚の下で雨宿り

空気が冷たく感じられて
濡れた手袋の指先が冷えていた

こんなときは焦らず休んで
甘いものでも食べること

辻峠への登山道_大きな岩棚の下で雨宿り_地面に落ちる雨垂れと水たまり

前回もバテバテでここで休憩したっけ

しかも膝を傷めて参っていたとき

辻峠への登山道_大きな岩棚の下で雨宿り_雨の森の眺め

途中から一緒になったS本さんが
整体師だったのでマッサージの仕方を
教えてもらったり

分けてもらった黒糖で息を吹き返したんだ

あれから9年
少しは経験も積んで戻って来られたのかな

辻峠への登山道_大きな岩棚の下で雨宿り_樹の幹に密生したシノブゴケ_雨のしずく

・・・

11:40
辻峠

雨の辻峠_切株に日差しが差し始めた

絶景ポイントで知られる太鼓岩
10分ほどですが今回も断念
やっぱりここは晴れの日にね

辻峠から太鼓岩への登山道の入口

少し風がでて
雨音が軽くなった気がした

辻峠_霧に包まれた光景

波が砂浜を洗うような
シャーという心地良い雨音

辻峠_雨上がりに輝く森

これは・・
天気が変わるかも

辻峠_雨上がりに輝く森

次第にコケの気配も濃くなって
まさにここからというとき・・

白谷雲水峡_雨に濡れたコケ

雨が・・・
上がる・・

白谷雲水峡_輝く霧に包まれた森

ベストタイミングでした!

白谷雲水峡_コケの上の新芽

その名も苔むす森

白谷雲水峡_屋久島_苔むす森の標識

コケ好きには聖地のような場所

白谷雲水峡_苔むす森

雨が上がった直後
まだ艶々のコケ。。

白谷雲水峡_輝く水滴をつけたコケ

ハァー素敵。。

白谷雲水峡_カビのようなコケ

ハァー幸せ。。

白谷雲水峡_コケの上に生える木の芽

ン!?これは初めて見た

白谷雲水峡_雨に濡れたコケ

この鮮色と質感
かなり好きです。。

白谷雲水峡_雨に濡れた鮮やかな緑のコケ

ハァー来てよかった。。

多様性に富んだ屋久島の苔

深い深い森のなか
無限に広がるミクロな森

多様性に富んだ屋久島の苔

時間が止まってました

多様性に富んだ屋久島の苔

・・・

12:30
白谷小屋でクールダウン。。

白谷小屋

非日常的な映画を見た後のような
フワフワとした高揚感

屋久杉の木の根の下を通る登山道

オプションルートの三本槍方面は増水すると
渡河できないこともあるそうなので要注意

三本槍への渡渉地点

白谷の方から登ってくる人とも
すれ違うようになった

みんな雨が上がるのを
待ってたのかな

白谷雲水峡への登山道

枯れても朽ちずに
美しい屋久杉の切株

貧栄養な石灰岩質な土壌の上に
ゆっくりと成長するので木目が細かく

スギ本来の殺菌効果もあって
いつまでも美しいんだとか

美しい屋久杉の木肌

ちなみに樹木の幹の生きた細胞は
樹皮に近い外側の部分だけ

心材の部分は大昔に死んだ細胞が
セルロースの骨格になったもの

細胞の世代交代によって樹木は
大きく太く重くなっていくんですね

・・・

バスの時間まで1時間ほどあったので
もう一か所だけ寄り道します

白谷雲水峡のバス停とマムシグサ_テンナンショウ

弥生杉
推定樹齢は2千から3千年

白谷雲水峡_弥生杉_色白で美しい

狩猟的な縄文杉と比べて
どこか採集的というか

女性的というか
いちばん色っぽい杉。。

白谷雲水峡_弥生杉_色白で美しい

こうしてみると樹木って素敵
コケの次は樹木・・いいかも

・・・

13:50
白谷雲水峡

白谷雲水峡_雨で増水した峡谷

風光明媚な想像図と
だいぶ違っていた。。

・・・

二度目の縄文杉の森
収穫あり

次はいつ何を発見しに
ここに戻ってくるんだろう

白谷雲水峡_シノブゴケに覆われた樹の幹

さぁ 帰って熱い温泉だ!

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  1. 2016/04/10(日) 23:07:40|
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近所の六甲山から全国の名山まで
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