写真で綴る登山と旅のあれこれ

【岡山】和気アルプス

登った日

2016年2月28日

天気

曇ときどき晴

標高

神ノ上山 370m

コースタイム

鵜飼谷温泉(8:10)→登山口(9:20)→和気富士(9:40)→烏帽子岩(9:50)→間ノ峰(10:40)→穂高山(10:50)→涸沢峰(11:00)→ジャンダルム(11:20)→ザイテン(11:50)→衝立岩(12:20)→剣峰(12:30)→神ノ上山(12:40/13:30)→チンネ(13:50)→白岩様(14:10)→鷲の巣(14:20)→槍ヶ峰(15:10)→馬の背(15:30)→鵜飼谷温泉(15:40)

登山口までのアクセス(車)

山陽道 和気ICから国道374で鵜飼谷温泉まで約10分
一般道(2車線)

駐車場

  • 鵜飼谷温泉(第9駐車場まであり)
  • 由加神社
  • 県96沿い河川敷
  • 藤公園など

持ち物+α

地図(ルートが多数で複雑)

周辺情報


北アルプスのテーマパーク

今年の1月に続けて登った
播磨アルプス紀泉アルプス

昨年の小野アルプス
多紀アルプスも楽しかったし
六甲にも須磨アルプスがありますね

どのアルプスも個性が全く違っていて
日帰りでも凝縮した山歩きが楽しめる
”ご当地アルプス”

全国にどのくらいあるか調べてみたら
こんなにたくさんあるんですね
<ご当地アルプス>

関西から日帰りで登れる
アルプスをもっと探していて

六甲山で出会った登山家の女性に
教えてもらったのが

岡山県の和気(わけ)アルプス

ここには山好きの心をくすぐる
ちょっとした仕掛けが有名なんですが

さてさて今回はどんな
アルプス縦走ができるかな

・・・

和気鵜飼谷温泉
今回はここが出発点

和気鵜飼谷温泉_駐車場

神戸から車なら山陽道で1時間ちょっと
和気ICを下りてすぐ登山口と温泉だなんて
アクセス抜群アルプスです

学校の上に見える稜線が
今から歩く縦走路(烏帽子岩の辺り)

和気アルプス縦走路

初め気が付かなかったんですが
よく見ると和の文字になってます

和気アルプス_送り火_和の字

和気町名物の和文字焼き
本場がどこなのか知らないけど
これもご当地かな

市街地を少し歩いて
尾根の付け根の登山口

和気アルプス登山口

健康づくりの路
主稜線のコースで最もポピュラーだそう

和気富士登山口

南向きで日だまりの尾根
よく整備されて歩きやすい道です

和気アルプス登山道

秋にはマツタケ山になるので
入山規制の期間があるようです

和気アルプス登山道

春にはツツジの名所で賑わうそう

和気アルプス登山道_ツツジ

躑躅(ツツジ)
漢字で書くとちょっとグロテスク
あまりの美しさに魅かれて足が進まなくなるから
はたまた葉の毒性で足がフラフラになることから

和気アルプス登山道_ツツジの標識

10分ほど登った尾根の中腹
せり出した岩場から展望が開けます

和気アルプス登山道_稜線からの眺め

和気富士 173m
山頂にはかつてお城がありました

和気アルプス_和気富士山頂

ここから和気アルプス縦走の始まり!

和気アルプス_縦走路

主稜線の登山道は踏み跡も明瞭
標識頼みでも歩けます

和気アルプス_登山道

気持ちのいい岩稜にでた
いいお弁当スポットがたくさん

和気アルプス_烏帽子岩

鉄道の山陽本線の和気駅も近く
電車で登りに来る人も多いとか
長い貨物列車が頻繁に通過するたび
線路が鳴る音が聞こえていた

和気アルプス_登山道

コース脇の岩場へ

和気アルプス_稜線からの眺め

さっき下から眺めた学校の真上に出た
誰か気が付いてくれないかな

和気アルプス_エボシ岩から小学校を見下ろす

吉井川を挟んで向うは
外国山というそうな

和気アルプス_吉井川と外国山

まだ縦走は始まったばかりなのに
長居してたら食料の大半を食べてしまい
再び縦走路へ

和気アルプス_縦走路

和文字の中?
さっき麓から見ていた場所ですね

和気アルプス_プレート_和の字の中へ

お盆の夜に
ここで送り火が焚かれます

和気アルプス_ここでお盆の送り火が焚かれる

小さなケーブルカーで
荷揚げできるようになっていた

和気アルプス_送り火の薪が積まれていた

まだまだ続く縦走路
遥か神上ノ山(一番奥)まで歩きます

和気アルプス_遥かな稜線の先に最高峰の神上ノ山

こんな登り返しをいくつも越えていく
ここまで特に危険箇所はないですが
手をつかってよじ登る岩場も

和気アルプス_登山道

山全体が獣柵に囲まれたイノシシ山で
冬の狩猟期間はハンターに誤って狙われないよう
熊鈴などをつけて歩いた方がいいとか

和気アルプス_登山道

ピークかどうか分からないような
小さいピークにも名前が付いていて

かわいいイノシシプレートと
面白いネーミングの様々な名所が
和気アルプスのお楽しみ

さていくつ見つけられるかな

和気アルプス_エビ山

痩せた尾根の道
樹木がなかったら怖いかも

和気アルプス_痩せた岩尾根

天気予報は快晴だったんですが
春霞とスギ花粉でボンヤリした眺め

和気アルプス_登山道

岡山百名山にも入っていて
バスツアーで来る人も多いそうですが
ここまで出会ったのは一組だけだった

和気アルプス_登山道

ここから縦走路の核心部へ
稜線が一段高くなります

和気アルプス_稜線

玉ネギの皮のように剥がれて滑る
岩の板(スラブ)を登り切ると

和気アルプス_滑りやすい岩のスラブ

振り返れば和気富士から
ここまで歩いてきた縦走路を一望!

和気アルプス_眺め

主稜線から複数枝分かれした尾根も
バリエーションルートになってますが

和気アルプス_尾根から登る登山道

ザレた急斜面は滑りやすく
手掛かりもないのでかなり危険

和気アルプス_バリエーションルート

登り専用になっている
尾根道もあります

和気アルプス_登り専用_警告メッセージ

どこかでヒバリが鳴いているのが聞こえて
風には懐かしい春の匂いが混じっていた

和気アルプス_岡山の眺め

気持ちのいいスカイライン
その頂は・・・

和気アルプス_岩の稜線

穂高!?
嬉しくなってしまう

和気アルプス_穂高山

気分は北アルプス大縦走だ

和気アルプス_穂高山からの眺め

行く手に拡がるのは・・
槍への稜線と槍沢カールを妄想

和気アルプス_槍岳

3000m級の稜線を
となりのピークまで縦走します

和気アルプス_縦走路

竜王山と小竜王
由加神社からのルートになっています

和気アルプス_竜王山と小竜王

大迫力の岩のピーク
一組が登っているのが見えます

和気アルプス_竜王山

涸沢峰
山頂でカメラを落としたトラウマと
ピッケルで氷壁を下った恐怖が甦る・・

和気アルプス_涸沢峰

ということは
こっちは北穂かな

和気アルプス_稜線からの眺め

山頂で妄想に耽っていたら
地元のベテランさん(名前を訊き忘れたのでFさん)

神戸から来ましたと話したら
”じゃいいところへ連れていってやる”と
一緒に名所巡りをしていただけることに

和気アルプス_下り登山道

大キレットも一息で飛び越えて

和気アルプス_キレット底_ファイト一発!

まさか憧れのジャンまで
こんな形で歩けるとはね。。

和気アルプス_ジャンダルム

稜線から細い踏み跡を
谷底まで一気に下って

和気アルプス_渡渉

ザイテンで再び稜線へ!

和気アルプス_ザイテングラード

実は雪のないザイテンは初体験
稜線よりしっかりした側岩稜

和気アルプス_ザイテングラード登り

毎週ここを歩かれるという
Fさんのペースに着いていくのがやっとの状態で

和気アルプス_スリルのある岩場

一体どこを目指しているのか訊いたら
Fさんがストックで上を指した
”劔だ”

和気アルプス_剱岳

もはや北アルプスのテーマパーク
みたいになってきましたが

和気アルプス_ツイタテ岩_ザイテングラード_カニの縦ばい

Fさんと山好き同士
山の話が楽しかった

和気アルプス_岩場トラバース

重い病気を乗り越えられて
御歳六十九で私以上の体力

もし明日までの命だったら
今日何をする?

よりも

昨日までの命の危機から
今日助かったとしたら
明日から何をする?

の方が強い気がする

和気アルプス_前を歩くFさん

山で元気な鉄人に出会うと
年齢の概念が一変します

年齢を言い訳にしない人って
カッコいいですね

和気アルプス_剱峰の直下

そこから猛烈な登り返しが続き

和気アルプス_気合いを抜くとスベります

”ちょとハード”なツイタテ岩コース
いやいやちょっとどころでは。。

和気アルプス_ツイタテ岩コース_絶壁の岩場

私の地図にはないバリエーションルートで
もうどこを歩いたのかも分かりませんが
リードはついてます

和気アルプス_衝立岩_マサミチルート

マサミチさんが拓いたコース
山頂の記帳ノートの表紙に本人の名前があります

和気アルプス_マサミチルート

あと少し
下りは”かなりハード”になっていた

和気アルプス_マサミチルート_下りはかなりハード

衝立岩
イノシシの顔も猛々しい

和気アルプス_衝立岩

岩場の覗き
腰が引ける眺め

和気アルプス_岩場の覗

谷川岳からの眺めを妄想
今年こそ!

和気アルプス_衝立岩から麓の眺め

穂高と涸沢峰の稜線
間に横たわるザイテン

和気アルプス_穂高山と涸沢峰

ここから緩やかに少し登って・・

和気アルプス_登山道

剣峰
もうお腹いっぱいです。。
イノシシも一番の男前

和気アルプス_剣峰

・・・

岩場の緊張感から解放されて
ここまでとは一転して穏やかな森の路

和気アルプス_登山道

パッと空が開けたら

和気アルプス_最高峰

神ノ上山(こうのうえやま) 370m
和気アルプスの最高峰

和気アルプス_神ノ上山(こうのうえやま) 370m

条件がいいと瀬戸内海と小豆島
北には那岐山も見えるそうですが

神ノ上山からの眺め

昼食で気力も回復して
これで帰るのかと思ったら

おもむろに支度を始めたFさん
”一番景色のいい場所に行こう”

南側の登山道へ下る

今度は南側へ

倒木多し

予感はしてましたが
やっぱり岩のルート。。

ふたたび岩場へ

屹立した岩の塔
カッコいいね

岩の尖塔

チンネ(尖った岩のピーク)
本場はどこなんだろう

和気アルプス_チンネ

クライミング場の鷲の巣

クライミング_鷲ノ巣

今からあのテッペンに立ちます
もちろん別のルートでね

鷲ノ巣を登るクライマー

もうご当地アルプスということは忘れて
本気モードで岩と格闘していた

スリルのある岩場の下り

細くてサビサビのクサリ
掴むのは怖いし掴まないともっと怖い

クサリ場_細く錆びている

ハシゴがあって助かった

ハシゴ場

スラブの急降下
足の裏の感触を確かめながら
牡蠣殻のように脆く砂利が滑ります

急こう配のスラブ_滑りやすく危険

このまま麓まで下るのかなと思ったら
獣道程度の踏み跡へ分け入って鷲の巣へ

鷲ノ巣の直下

岩場の直下は竹藪になってます

鷲ノ巣へ_竹やぶ

白岩様にお参りしていたFさん
ストックをザックに入れ始めた

”ここからは本気で行かないと”
”落ちるかもしれないぞ”って。。

和気アルプス_鷲ノ巣_白岩様

冗談かと思うような場所を登ります

鷲ノ巣_岩登りルート

牡蠣殻のように脆かったスラブより
硬い岩の感触で登りやすいですが

鷲ノ巣_岩登りルート

一歩でも踏み外すと
たぶん大変なことになります。。

鷲ノ巣_岩登りルート

あと少し
最後はトラバース気味に

鷲ノ巣_岩登りルート

鷲の巣!
ちょっとだけ高度に馴れてしまった。。

鷲ノ巣からの眺め

チンネから見えていたクライマーが上がってきて
70歳を越えた超人ガイドだと知って驚いた

鷲ノ巣からの眺め

藤公園の方から登る東の尾根も楽しそう
1日で回りきれないのでまた来ます

藤公園ルート

・・・

たっぷり遊んだ1日でした
再び稜線へ戻って帰路へ

和気アルプス登山道

さっき槍沢カールのように見えた
稜線を伝って鵜飼谷温泉へ下ります

和気アルプス登山道

そして最後が槍だなんて
ステキすぎますよ!

槍ヶ峰

まさに和気アルプスの中心
歩いた稜線を一望!

和気アルプス全体

やっぱり剣がカッコいい

和気アルプス_剱

ザイテンの岩の形がたまらない感じ。。
山バカ度が更に進行している気がする

和気アルプス_ザイテン

紀泉アルプスや矢田丘陵
先週の六甲でもそうでしたが

地元の山をとことん登っているベテランさんと
話す機会に恵まれることもご当地アルプスの魅力かな

和気アルプス_前を歩くFさん

自分が好きなものが分かっている人は
一般的な贅沢やメジャーを追い求める必要がなく
お金や時間のせいにすることもない

自分が本当に好きなものは
意外と身近にもあるものなのかもね

和気アルプス_オレンジ色のキノコ

”山高きが故に尊からず”
”知足”の本当の意味を教わった気がします

和気アルプス

Fさん
ありがとうございました
いつまでもお元気で

広い岩場を下る

日本一かわいいアルプス
でも充実感は本物
和気アルプスでした

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テーマ:登山・ハイキング - ジャンル:旅行

  1. 2016/02/28(日) 21:28:09|
  2. 和気アルプス
  3. | コメント:0
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プロフィール

タイヘー

Author:タイヘー
健康のために山を始めました
近所の六甲山から全国の名山まで
マイペースでも一歩づつ山頂へ
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